北極海航路の危うい針路 中ロも接近、カギ握る日本

ロシア極東カムチャツカ半島東岸のベチェビンスカヤ湾。かつて潜水艦の基地があったが、ソ連崩壊後の資金不足で衰退し、廃虚が目立つ。

ここがにわかに活気づき始めた。ロシアの大手エネルギー企業が湾内に液化天然ガス(LNG)の積み替え施設を建設することが決まったからだ。関連設備を含め総事業費は1080億ルーブル(約1600億円)。2021年11月、工事用の設備が湾内に運び込まれ始めた。

日本経済新聞
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